みなさん、こんにちは。
カズです。
今回は、最近話題のインド株のファンドで低コストの商品が誕生したので紹介したいと思います。
インド株ついて興味がある人も多いのではないでしょうか?
この記事では、最近誕生した最安値のインド株ファンドで、話題の『SBI・iシェアーズインド株式』を紹介しますので是非最後まで見て行ってください。
Youtubeでも解説しています。
この結論から、最安値の低コストで話題のSBI・iシェアーズインド株式をわかりやすく解説するので是非最後まで見てください。
大注目のインド株ファンドが誕生
では、まずはこちらの資料を見てください。
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社 より、大注目のインド株ファンドが誕生しました。
出典:SBIアセットマネジメント
SBI・iシェアーズインド株式の信託報酬
気になる信託報酬は、年0.4638%程度になっており、既存のインド株ファンドと比較してもかなりの低コストです。
SBI・iシェアーズインド株式の投資対象
投資対象は、iシェアーズ・コアS&P500 BSE SENSEXインディアETFなんですが、これはNifty50と並ぶインド株の代表的な指数です。
では、他のインド株式ファンドとの信託報酬を比較してみましょう。
既存のiFreeNEXTインド株インデックス、NEXT FUNDSインド株(ETF)、auAM Nifty50インド株。
この3つのファンドは、構成銘柄数50に分散投資をするNifty50に連動する投資信託です。
信託報酬はそれぞれ、年0.781%、年1.045%、年0.539%と信託報酬が高いです。
そして、今回のSBI・iシェアーズ・インド株式は、インドの株式構成銘柄数30に分散投資をするSENSEXに連動する投資信託で、信託報酬は年0.4638%とかなり安いので、インド株に投資をするならこのファンドが本命になると言われています。
インドが世界一の時代がやってくる?
ではここで、インド株式にはどのような魅力があるのかも紹介します。
近い将来インドが世界一の時代がやってくる!?と言われています。
その根拠は一体どこにあるのでしょうか?
インドの人口が中国を抜き世界一人口の多い国へ
インドの人口は右肩上がりに伸び、今年、中国を抜いて世界一の人口になりました。
出典:マネックス証券
こちらのグラフのオレンジ色の線がインドなんですが、今年2023年7月に中国の人口を抜いて世界一になりました。このまま伸びて2060年頃にピークを迎えると言われています。
一方、中国は2016年に一人っ子政策を廃止したが、ここ何十年間は、低い出生率が続いたことで、急速な高齢化と人口減少が起きている。
高齢化が社会課題となりつつある中国や日本に比べて、15歳から64歳のいわゆる生産年齢人口の割合が高いのもインドの特徴です。
消費や生産の中心となる生産年齢人口は増加する見通しで、賃金上昇も予測でき、個人消費も拡大していくことなどから経済成長が期待されています。
2027年 インドのGDPは世界3位の見通し
こちらは2023年から2027年における世界の名目GDPなんですが、これは簡単にいうと各国の経済規模を現す物差しだと思ってください。
出典:auカブコム証券
1位はアメリカ、2位は中国なのは変わらないのですが、インドのGDPランキングは驚異的な伸びを見せています。
2025年にドイツを抜き、2027年には日本を抜き3位にまで成長する見込みです。
やはり、人口が増えるということは、それだけ経済成長に繋がることになると言えるでしょう!!
正に人口ボーナスですね!!
インド株の過去の実績
次にインド株の過去の実績を見てみましょう。
こちらのグラフは、2003年の1月末に100万円を一括投資したときの、2023年1月末のシミュレーションで、オレンジがインド、グレーがアメリカ、黄色が日本になっています。
出典:auカブコム証券
それぞれ、各国で使用している指数は、インドはNifty50、米国はS&P500、日本は日経平均株価を使用。 各指数は配当込み、円ベース、2003年1月末に100万円一括を投資した際のシミュレーションです。
このシミュレーションでは、2003年の一括投資した100万円の20年間の運用だと、インド株が1,466万円と約15倍まで成長しています。米国だと767万円、日本は459万円でインドが圧倒的な結果を出しています。
但し、こういったシミュレーションは、切り取る時期によって見え方が結構変わるのでインド株が優勢なわけではなく、切り取る時期によっては米国株が優勢になります。
また、後ほど解説しますが、インド株のデメリットとして値動きが大きいというデメリットがあります。
このチャート全体で見ても、急激に上がって、急激に落ちている期間があります。
ジェットコースターのような株価です。
インド株投資のデメリット
では、ここまでインド株の魅力をお伝えしていきましたが、ここでインド株におけるデメリットをお伝えします。
市場のボラティリティ
ボラティリティは、金融商品の価格の変動の度合いを示す指標です。高いボラティリティは価格の変動が大きいことを意味し、低いボラティリティは価格の変動が小さいことを示します。
インドの株式市場に関しては、経済成長や他の多くの要因の影響を受けており、ボラティリティが高いと言われています。
インドの株式市場は他の成長途中の市場と同様にボラティリティが高いと言えるでしょう。
しかし、経済の成長や外部環境の安定性を背景に、市場の動向は前向きであるとも言えます。
情報の非透明性
インドの株式市場における情報の非透明性は、投資家にとって重要な懸念事項の一つとして挙げられます。
非透明性は、企業の財務報告や取引の透明性が不十分であることを示し、これが投資判断の難しさやリスクを増加させる可能性があります。
具体的な例として、2023年8月に、インドの新興財閥であるアダニ・グループの株および社債の価格が下落しました。これは、調査ジャーナリストによってアダニ株の不透明な取引が明らかにされたことが原因とされています。このような報道は、企業の信用や市場の信頼性を損なう可能性があり、投資家のリスクを増加させる要因となり得ます。
このような非透明性は、株価の変動の原因となり、投資家が適切な投資判断を下すことを困難にする可能性があります。したがって、インド株に投資する際は、企業の情報開示の質や取引の透明性を確認することが非常に重要となります。
通貨リスク
通貨リスクは、新興国ではよくあることなんですが、新興国は高金利の為、通貨は理論上下落する傾向があります。
インドの政策金利は6.5%で日本のゼロ金利と比べるとかなり高いのですが、新興国のように高い経済成長が続く国では、需要の伸びが大きい為、物だけではなく働き手も不足がちになりインフレが起きやすいとされています。
但し、インフレは長い目で見ると通貨の下落に繋がっていくのですが、
例えば
もし100円が50ルピーだった場合、インドへ旅行するときに100円で50ルピーを手に入れることができたとします。
しかし、ある日、100円が100ルピーになったとしたら、その時点で100円で100ルピーを手に入れることができるようになります。
これは、インフレによりルピーの価値が低下したことを意味しています。
実際に為替レートを見てみると、円高ルピー安が長年進行中です。
出典:GoogleFinance
1988年頃は1インド・ルピーは3円台だったのですが、直近のレートは1.7円台と約半分になりました。これによって、インド株に投資をしていると、為替差損になりますが、それでもこちらのチャートを見ると、円ベースでもそれなりの利益が出ていたことにはなります。
出典:auカブコム証券
こちらに円ベースと記載があるので、円高ルピー安による、為替差損も含まれているのですがそれでもこのように凄いパフォーマンスが出ているのは驚きでしょう。
これからインドなどの新興国に投資をする際は、このような為替差損が発生することを覚えておきましょう!!
インド株はサテライトとしてはあり
今回のSBI・iシェアーズ・インド株式の誕生で、信託報酬が安くなりインド株に投資をする人が増えそうですが、実質的なコストは運用開始後にしっかりと確認が必要です。
SBI・iシェアーズ・インド株式はSBI証券で購入が可能で、2024年から始まる新NISAの成長投資枠でも選べるかと思うのでサテライトして購入するのもありなんじゃないかと思っています。
SBI証券の口座開設リンクを載せておくのでこの機会に投資を検討してみましょう。
まとめ
今回は、最近話題のインド株ファンド、SBI・iシェアーズ・インド株式について紹介しました。
個人的には、インド株の欠点であったコストが引き下げられたことによりリスクを踏まえて上で、サテライトとしての投資先としてはありだと思っています。
みなさんも是非検討して見てはいかがでしょうか?
それではまた。
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