みなさん、こんにちは。
カズです。
今回は、「eMAXIS Slim全米株式」についての解説です。
新NISAでも、このeMAXIS Slim全米株式に投資をしたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
是非、最後まで見ていってください。
動画でも解説しています。
これらについて、詳しく解説していきますので是非最後まで見てください。
新NISAの制度概要
「新NISA制度」がどのような制度なのか説明します。
出典:金融庁
NISAとは「少額投資非課税制度」と云って、投資によって生じた運用益が非課税となる制度です。
通常、株式や投資信託に投資して得られた利益に対し、20.315%の税金がかかりますが、これをNISA口座で運用すると、非課税になるのです。
詳しくはこちらの記事で解説しているのでまだ新NISAについてあまり理解していない方はチェックしてください。
eMAXIS Slim 全米株式とは?
eMAXIS Slim 全米株式は、MSCI USA インベスタブル・マーケット指数(配当込み、円換算ベース)という指数に連動する投資信託で、2024年9月15日に誕生した商品です。
eMAXIS Slim 全米株式の投資先はどこか?
出典:三菱UFJ国際投信株式会社目論見書より引用
ベンチマークの「MSCI USA インベスタブル・マーケット指数」は、米国株式市場の時価総額99%をカバーするように設計された、大型株、中小型株を対象とする時価総額加重型の株価指数です。
eMAXIS Slim 全米株式は、S&P500と比べて、分散が効いている分、1銘柄あたりの比率が小さいのが特徴です。
S&P500との比較
こちらは、eMAXIS Slim 米国株式S&P500と楽天・全米株式インデックスファンドVTIを比較したもので、対象期間は、2017年から現在までのものです。
赤色が楽天・全米株式インデックスファンドVTI、青色がeMAXIS Slim 米国株式S&P500を表しています。
チャートを見るとやはり中身がほとんどなので、値動きも同じような動きをしていますが、全米株式の方がややパフォーマンスが良いことがわかります。
信託報酬は?
出典:三菱UFJ国際投信株式会社目論見書より引用
気になる手数料ですが、購入時手数料と信託財産留保額はありません。
信託報酬は日本最大の投資信託でもある「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と同じ年0.09372%で、年0.1%を切る低コストファンドです。流石はeMAXIS Slim シリーズですね。
ただ実質コストは、実際に運用してみないとわからないので、運用後に運用報告書でチェックする必要があります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)か?eMAXIS Slim 全米株式か?
eMAXIS Slim 全米株式はまるごと米国への投資なので、とりあえず米国に投資したいと思っている人は選択肢に入るかと思われます。
比較チャートで説明したように、S&P500と全米株式にはリターンの差はほとんど無く若干、全米株式の方がパフォーマンスが良いだけです。
500社に絞っても、全米まるごとを買っても、同じようなリターンであり、切り取る時期によっては変わってくるのかもしれませんが、どっちを買っても良いのではないでしょうか?
ただ、新NISAでは現状、つみたて投資枠の対象外で、成長投資枠でしか投資ができません。
僕は新NISAでは、基本的にeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)に投資をするのですが成長投資枠でeMAXIS Slim 全米株式を一定額保有するのはありかなと考えています。
僕の投資戦略については、こちらの動画で解説しています。
まとめ:eMAXIS Slim 全米株式
今回は、「eMAXIS Slim 全米株式」について解説しました。
・eMAXIS Slim 全米株式は、三菱UFJ国際投信株式会社が運用を行う投資信託で、信託報酬が年率0.09372%の商品。
・S&P500より幅広く、米国株式市場の時価総額99%をカバーするように設計された、大型株、中小型株を対象とする時価総額加重型の株価指数。
・新NISAでは、つみたて投資枠では非対応で、成長投資枠でのみ投資が可能。
eMAXIS Slimにも待望の全米株式が仲間入りしました。
これまでS&P500を買っている人は、全米株式も購入検討の一つになると思います。
今後の動きを見て検討してはどうでしょうか?
S&P500や全世界株式(オルカン)についてこちらの記事と動画で解説しています。
良ければ参考に見てください。
それではまた。
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