みなさん、こんにちは。
カズです。
今回は、新NISAのつみたて投資枠の対象商品で話題の「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」についての解説です。
2024年から始まる新NISAでは、S&P500か全世界株式に投資をすれば良い雰囲気がありますが、実はこのNASDAQ100という選択肢もあるってことを知ってほしくてまとめました。
実際にこの「NASDAQ100」に投資をしたいと考えている人もいるのではないでしょうか?
今回は、「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」について徹底解説しまので是非、最後まで見ていってください。
※Youtubeでも解説しています。
この「NASDAQ100」は近年、リターンが大きいこともあり大変人気があります。
新NISAで投資をしようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
これから「NASDAQ100」ついて、詳しく解説していきますので是非最後まで見てください。
新NISAの制度概要
まずは、2024年から始まる新NISAについて簡単に復習しましょう。
出典:金融庁HP
NISA制度とは、少額投資非課税制度であり、特定の金額の投資について税金を非課税とする制度です。
この制度の目的は、一般の人々が株式や投資信託などの金融商品への投資を始めやすくすることです。
この制度を利用すると、株式や投資信託の配当や譲渡益などが税金の対象とならず、投資による収益を最大限に享受できます。
このような制度の存在により、少額から始められるとともに、税金の面でのリスクも抑えられるため、投資を始める際の敷居が低くなっています。
※新NISAの詳細についてはこちらの記事と動画で確認してください。
NASDAQ100とは?
ナスダック(NASDAQ)は、全米証券業協会が運営している株式市場の名称で、米国の代表的な株式市場の一つです。「National Association of Securities Dealers Automated Quotations(ナショナル・アセンション・オブ・セキュリティーズ・ディールズ・オートメイテッド・クォーテーション)」の頭文字をとり、NASDAQと呼ばれています。
主にハイテク企業やIT関連の企業など新興企業が占める割合も多く、新興企業向け株式市場の中でも世界最大の規模を誇ります。
出典:大和アセットマネジメント
そのNASDAQ市場の時価総額上位100社で構成される株価指数で、上位銘柄には、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、メタ、テスラ、エヌビディアなど世界を代表するテックカンパニーが組み込まれています。
NASDAQ指数とNYダウ、S&P500の違い
アメリカの代表的な指数に、NASDAQ総合指数以外にもNYダウやS&P500があります。
ここではそれぞれの違いについて簡単に解説します。
NYダウ
NYダウは米国指数の中で最も古い指数です。
NASDAQやニューヨーク証券取引所に上場している代表的な30銘柄を抜き出し、平均を算出した株価指数です。
アメリカを代表するクオリティの高い企業の動きを表す指数とみなされています。
主な代表銘柄は、アップルやアメリカン・エキスプレス、マクドナルド、マイクロソフトなどがあります。
S&P500
S&P500は、米国で最も代表的な株価指数です。
500銘柄で構成され、アメリカ市場全体の動きを表す指数とみなされています。
S&P500指数に直接連動している運用資産と、S&P500指数を運用の比較対象としている資産はあわせて7兆ドルを超えると言われており、最も影響力の大きい株価指数の一つだと言えるでしょう。
組入上位銘柄には、マイクロソフト、アップル、Amazonなどが含まれております。
NASDAQ100とS&P500の比較
こちらのグラフは、2018年から2023年の5年間のNASDAQ100とS&P500のパフォーマンスを比較してますが、S&P500よりもNASDAQ100の方が大きく値上がりしていることがわかります。
これは、GAFAMやテスラなど、株価の上昇に大いに貢献してきた銘柄の占める割合がS&P500と比べて高い為、このような結果になっています。
チャットGPT等を使ったIT、メタバース、EV化等の流れに大きく貢献するであろう情報技術セクターの割合が多く、今後の株価の上昇に期待がされています。
NASDAQ100のデメリット
このNASDAQ100は素晴らしいファンドなんですが、デメリットもあります。
そのデメリットとは、他の優良なインデックスファンドと比べて銘柄数が約100社と少なく、また、金融銘柄が含まれていないという点で、若干の語弊はありますが、ある意味集中投資となっており、分散が効いていないのがデメリットです。
また、1銘柄に占める割合が高いため、1銘柄の株価の動きがダイレクトに反映され、ボラティリティが他のインデックスよりも高い傾向にあるのもデメリットです。
「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」の信託報酬は?
気になる信託報酬ですが、新NISAのつみたて投資枠では、大和アセットマネジメントの「iFree NEXT NASDAQ100」でのつみたて投資が可能です。
信託報酬は 0.495%で、人気のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の0.09372%やeMAXIS Slim 全世界株式の0.05775%と比較すると高めの設定になっています。
購入時手数料や売却時の手数料は不要です。
新NISAで「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」はおすすめ
結論として、新NISAで「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」への投資はおすすめです。
しかし、ボラティリティが激しいため、投資初心者や元本割れに耐性のない方はまずは成長投資枠でのサテライトとしての投資をすることを推奨します。
これからも様々な分野のIT化や自動運転、EV車、メタバース、AIなどの成長、発展により、今後もNASDAQ100に含まれる企業には期待が持てます。
また、過去にITバブル崩壊があったということは頭の中に入れておくと良いと思います。
同じようなバブル崩壊は起こらないとは思いますが、何らかの理由で大暴落が起きた際、他のインデックスよりも銘柄数が少ないため暴落の幅が大きくなる可能性が高いということを覚えておいてください。
僕は新NISAでは、オルカンをメインに投資をする予定ですが、この「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」を全体の5%から10%保有するのもありかなと考えています。
僕の投資戦略については、こちらの動画で解説しています。
興味のある方は、チェックしてみてください。
「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」まとめ
今回は、「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」について解説しました。
・新NISAのつみたて投資枠では、大和アセットマネジメントの「iFree NEXT NASDAQ100インデックス」への投資が可能。
・「NASDAQ100」は、NASDAQ市場の時価総額上位100社(金融除く)で構成される株価指数で、上位銘柄には、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、メタ、テスラ、エヌビディアなど世界を代表するテックカンパニーが組み込まれている。
・NASDAQ100は、リーマンショックやコロナショックで大きく株価が下落したが、その後のリターンはS&P500のリターンを超過した。
これからもNASDAQ100に含まれる企業に期待が持てる人は、新NISAでも投資をしてみてはどうでしょうか?
それではまた。
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