みなさん、こんにちは。
カズです。
SBI証券で米国高配当ETFを買付する時に、
- 手数料を抑えたい
- 手間をかけたくない
という方は、ぜひこの記事を読んでください!
超低コストで米国高配当ETFを購入するには
米国株式や米国ETFを買うのにネックになるのが、「為替手数料」です。
日本株購入とは違い、日本円を米ドルへ交換し買い付ける必要があります。
ではどのようにすれば為替手数料を抑えることができるのか、見ていきましょう。
3つのサービスで超低コストを実現
超低コストで米国高配当ETFを購入するためには、3つのサービスを利用します。
- 住信SBIネット銀行で「外貨積立」をする
- SBI証券で「米ドル定期自動入金」をする
- SBI証券で「米国株式・ETF定期買付」をする
かんたんに説明すると、外貨へ交換する時の為替手数料を安く抑えて購入、手間をかけずに運用します。
「米国株式・ETF定期買付サービス」はこんな人におすすめ
このサービスをおすすめしたい人は、
- 手間や時間をかける余裕がない
- アメリカの取引時間はもう寝ている
- 決まった日に買付したい
- 給料を使ってしまう前に定期買付したい
- ボーナスでも買付したい
「米国株式・ETF定期買付サービス」は一度設定すれば、あとはほったらかしでも自動でやってくれるので便利なサービスです。
また、定期買付はSBI証券独自のサービスで、他の証券会社ではやっていないのでおすすめ。
それでは実際にサービスを利用する流れでご説明します。
住信SBIネット銀行で外貨積立をする
まず始めに行うのが、住信SBIネット銀行で外貨積立の設定をすることです。
米国株やETFを買う際にドルが必要になりますが、SBI証券だと1ドルと交換するのに25銭かかります。
しかし住信SBIネット銀行の外貨積立を使用すれば、業界最低水準の3銭になるので超おすすめ。
外貨積立の特徴は、
外貨積立の手順(アプリ画面で説明)
- ホーム画面下部の「外貨積立」をタップ、「お申込み」をタップ
- 買付通貨を「米ドル」に設定、1回あたりの買い付け金額(今回は10,000円)・買付頻度(今回は毎月)を入力し、買付日指定は1日にし、「確認する」をタップ
- 外貨積立 申込確認で問題がなければ「確定する」をタップ
以上で申し込みは完了です。指定した買付日以降に買付が行われたか確認しましょう。
今回は10,000円買付したので、約70ドルに交換されます(2023年8月5日で1ドル=141.75円)
SBI証券で米ドル定期自動入金をする
外貨積立しただけでは、住信SBIネット銀行の口座に米ドルがあるだけです。
ここからは買い付けた米ドルをSBI証券に自動入金する「米ドル定期自動入金サービス」をご説明します。
ちなみに自動入金時の手数料は無料です。
米ドル定期自動入金サービスの設定手順(パソコン画面で説明)
- Webサイトのサイト内検索窓に「米ドル定期自動入金」と入力し検索
- 米ドル定期自動入金の検索結果をクリック
- 米ドル定期自動入金サービスの「申込・設定変更」をクリック
- 規約の約款・同意書のpdfを確認し、チェックを入れ、「同意して本人確認へ」をクリック
- 住信SBIネット銀行に遷移しますので、お持ちの口座支店名をクリック
ユーザーネームとWEBログインパスワードを入力し、「ログイン」をクリック
- 入力内容に問題がなければ、「利用規約に同意の上許可」をクリック
- 住信SBIネット銀行のアプリでスマート認証NEOを設定している場合は、アプリにて連携確認を行います。承認番号を入力し、「承認する」をタップ
- 設定画面で設定日を選択し、設定金額を指定、取引パスワードを入力、「確認へ」をクリック
- 変更内容に問題がなければ、「上記内容で設定を行う」をクリック
これで設定は完了です。
SBI証券で「米国株式・ETF定期買付」をする
もう少しで設定は終わりです、頑張りましょう。
最後は米国株式・ETF定期買付方法についてご説明します。
「米国株式・ETF定期買付」の設定手順(パソコン画面で説明)
- 外国株式のサイトを開き、検索窓に銘柄名を入力し、「検索」をクリックする
- 画面中央の「定期」をクリック
- 定期買付の新規・追加設定入力をする
①買付日を選択する(日付指定コースor曜日指定コース)
②指定方法(枚数指定or金額指定)、決済方法(外貨決済or円貨決済)、設定枚数、預かり区分を選択
③ボーナス月設定(年2回まで指定した日程で設定できる)
④全て入力後、「概算シミュレート表示」を押して、どれぐらいの金額になるのか確認する
⑤問題がなければ、取引パスワードを入力し、「設定確認画面へ」をクリック
- 設定内容に問題がなければ、「設定>」をクリック
これで3つのサービスの設定は完了です。
あとは住信SBIネット銀行口座の残高不足だけ気を付ければ、自動で積立買付してくれます。
SBI証券「ETF定期買付」のデメリット&注意点
ETF定期買付するにあたり、デメリットが存在します。
円貨決済は手数料が高くなる
今回ご説明したやり方で購入せず、円貨決済で購入した場合には、為替手数料が高くなります。
1ドルあたり21銭も差が生じますので、お気をつけください。
クレカ積立はできない
SBI証券では、投資信託を購入するときにクレジットカード積立ができます。
ポイントも還元されるため非常にお得なサービスです。
くわしくはこの記事をご覧ください。
しかし米国株やETFを購入する際はクレジット決済やポイント還元もありません。
為替リスクに注意する
SBIネット銀行で為替取引により、円をドルへ交換するのに当然ながら為替リスクが発生します。
例:円からドルへ100万円を為替取引した場合(1ドル=142円)
100万円÷142円=約7,042ドル
円高になりドルから円へ為替取引した場合(1ドル=100円)
7,042ドル×100円=704,200円(為替差損:295,800円)
円安になりドルから円へ為替取引した場合(1ドル=160円)
7,042ドル×160円=1,126,720円(為替差益:126,720円)
このような急激な円高・円安は考えにくいですが、アメリカのインフレによる円安のように何か起こるのか予想は難しいです。
あくまでもETFの買付目的の為替取引だということを、忘れないようにしましょう。
おすすめ米国高配当ETF3選
設定も終えて、デメリット&注意点を理解したら、あとは何を買うかだけです。
おすすめの米国高配当ETFはこちらの3つ
- 「バンガード米国高配当株式ETF」(VYM)
- 「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」(SPYD)
- 「Iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」(HDV)
また、米国高配当ETFを選ぶポイントは
- 分配金(配当金)利回りが3~5%
- コスト(経費率)が安いもの
- 出来高(流動性)が多いもの
こちらの記事でおすすめの米国高配当ETFについて、詳しく説明していますのでご覧ください。
まとめ
SBI証券で米国高配当ETFを買付する時に、
- 手数料を抑えたい
- 手間をかけたくない
という方は、住信SBIネット銀行とSBI証券を上手に利用して買うのがおすすめ。
3つのサービスで「超低コスト・手間いらず」を実現できます。
- 住信SBIネット銀行で「外貨積立」をする
- SBI証券で「米ドル定期自動入金」をする
- SBI証券で「米国株式・ETF定期買付」をする
どれも設定自体は特に難しくはありません、ぜひやってみてください。
それではまた。
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